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7)集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞



団地再生卒業設計賞の始まり

今年の集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞は、前身の団地再生卒業設計賞から数えて、第20回になる。第1回目の団地再生卒業設計賞が実施されたのは、2004年。団地再生産業協議会の設立は、2003年であるから、協議会・支援協会活動の中でも歴史を刻んでいる活動だ。審査委員長は内田祥哉先生、審査委員は野 沢正光氏、松岡拓公氏が担当された。  


当初は、団地再生産業協議会とNPO団地再生研究会の2団体の共催であった。団地再生に係る団地の発足、団地再生というニーズの高まりの中で、全国の団地再生に関心を持つ建築学科教官に呼びかけ、学生の優秀な「団地再生卒業設計案」を集め、結果を発表し、団地再生のイメージをアピールしまた協議会等の実務につなげていくことを目的とした。


賞は、団地再生卒業設計賞・内田賞(最優秀賞)、団地再生卒業設計賞、団地再生卒業設計賞・奨励賞に分かれ、毎回3名から5名の入選者が選ばれた。20回までで延べの入選者は60人を超えている。入選者の中には、支援協会の会員企業で団地再生に携わっている方もいる。 


名称と審査体制の変更

2016年の13回目から集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞に変更した。対象を卒業設計に限らず団 地再生をテーマとする学生の作品一般に広げ、テーマも拡大した。実在する集合住宅・団地・地域の再生を 課題とする学生の作品及び活動の中から、空間・コミュニティ・技術などの面において優れたものを表彰す る。


13回から、審査体制も変わり、審査委員は特別会員の先生方が担当されることになった。それまでは3年の任期制で、毎年1人ずつ審査委員が交代される仕組みであったが、特別会員が担当されることになってから固定になった。


2020年の第17回から、審査員長に内田祥哉先生から松村秀一会長に交代された。内田先生は2004年か ら2019年までご指導をいただいた。毎回、その回の入選作品を対象に総評を書いていただいた。


現在に至る

20回目の今年は、総会時での表彰式とプレゼンテーションが復活した。コロナが蔓延していた時は、募集及び審査は、オンライン形式で進められた。従来は、支援協会の総会に合わせて、東京で表彰式を行い、プレゼ ンテーションを実施してきたが、中断していた。  


現在、協会のホームページの整備が進み、15回か他19回までの入選作品を見ることができる。団地再生をテーマとする学生には利用されている。






 

専務理事 石井 均


https://www.danchisaisei.org/?page=category&category=award


 


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